TOP > ペルシャコレクション展2017レポート

イベントの概要

府中家具の館はイランの手織り絨毯を数多く扱い、中四国で品揃えは最大級で、ペルシャ絨毯とギャッベを中心に取り揃えています。 ペルシャ絨毯については、現地の工房と仲良くしております。そして、現地の工房スタッフを招いて、一昨年に「ペルシャコレクション展」を開催し、お客様に大変好評いただきました。そして、その展示がさらにパワーアップして、珍しいのはもちろんのこと、より気品があり、美しい品々を取り揃えて開催しました。
レポート
11/3から11/5の期間、ペルシャコレクション展 2017を開催しました。 おかげをもちまして、多くの方々にご来場いただきました。 誠にありがとうございます。 3日間という短い期間でしたが、300名以上の方にご来場いただき、産地イランのバザール(市)のような賑わいでした。 今回はコレクション展のレポートをお届けしたいと思います。
ペルシャコレクション展といえば織りの実演

ペルシャコレクション展の入り口付近で、前回に引き続き織り師による織りの実演を開催しました。織り師の方は、6歳からペルシャ絨毯を織りはじめ、35年以上のキャリアがあります。そのキャリアを物語る織りの細かさと正確さをすぐ見ていただけます。
素早い動きでスローモーションを使用しないとお伝えしにくいです。そのため、ゆっくりと指を動かしていただくようにお願いして見ました。よく見ていただくとわかるのですが、服などのように編むのではなく、糸を八の字に結んでカットするといったものです。カットについてはほんの一瞬で、何をしているかわからないです。

この精密な製作は図柄をもとにして行われます。この図柄は写真のようなもので、こちらを上下反転させて繰り返します。反転は頭の中で行うそうで、相当複雑なことを長い期間されています。このような過程を目の当たりにすると、ペルシャ絨毯の価値を計り知ることができます。
年月を経て、輝きに深みが増すアンティーク

ペルシャコレクション展の見どころの一つが、この製作されて100年を超すと言われるアンティークペルシャ絨毯です。こちらは1910年製作のもので、未だに輝きを放っています。

織りの技術を駆使することで、見る角度により輝き、色が異なるようにしてあります。まるで宝石のように色あせないのが、品質の高いペルシャ絨毯の特徴です。
これも絨毯、絵画展のような場面もありました

写真では絵画のように見えてしまいますが、写真の額の中に入ったものはペルシャ絨毯です。絵画のように緻密な「織り」で、絵のような表現がなされています。代々受け継がれた技術だからこそなせる緻密さで、ヨーロッパの絵画のようなものを表現しています。多くの客様が見入っていらっしゃいました。
にぎやかな実演。品質の良い絨毯は軽くて折りたたみが簡単。

「スタッフが品質の良い絨毯は軽くて折りたたみが簡単です」とお客様にスタッフが説明し、くるっとすぐさま片手で折りたたんで見せました。このように、展示会場は、とても動きがあり、活気のある雰囲気でした。 現地スタッフが現地の事情を詳しくご説明させていただき、来場されたお客様も興味津々で聞き入られていました。

ペルシャ絨毯の魅力を更に多くの人にお伝えしていきます。
ペルシャコレクション展に広島県内はもとより、県外からも多数のお客様が来られ、多くの方々にペルシャ絨毯をご覧いただけました。会期は終わりましたが、会期中ほどではありませんが当店には常時200枚以上のペルシャ絨毯、400枚以上のギャッベを取り扱っています。今後も引き続き、ペルシャ絨毯の魅力をより多くの人へお伝えしていきたいと思います。